白いフライパンでおなじみ、京セラのセラミックフライパン「セラブリッド」を実際に購入したので口コミレビューします!
セラブリッドフライパンは本当にくっついたり焦げ付きやすいのか、また、お手入れは簡単なのか、揚げ物はできるのかなど、購入前に気になる点についてもまとめました。
私もそうでしたがAmazonなどの口コミレビューを見ると、するするっとこびりつかず使いやすいと評判のフライパンである一方、「焦げ付きやすい」といった評判もあるので気になっていました。
実際に使ってみてわかりましたが、セラブリッドはセラミック加工されたフライパンなので、焦げ付きを防ぐために正しい使い方をする必要があります。
ポイントは火加減!正しい使い方をすれば、焦げ付いたりくっついたりするストレスからはおさらばできますよ♪
見た目も白くておしゃれで安全性も高く、お値段もリーズナブルで「買ってよかった!」と満足しています。
詳しい口コミレビューは本文中をご覧ください。
最後に、京セラのセラブリッドフライパンをおすすめする人とおすすめしない人についても書いていますので、ぜひ購入の参考にしてくださいね。
京セラセラブリッドフライパンを購入した口コミ!
それでは、私が購入した京セラのセラブリッドフライパン「CF-28FC-WBU-BC」の口コミを、写真もたくさん交えてお伝えしていきますね。
セラミックフライパンを購入した理由は安全性
「フライパンはどこで買うと安い?」の記事でも書いていますが、わが家のフライパンはリーズナブルな2,000円くらいで買える28cm深型フライパンを、表面のコーティングがダメになってこびりつきやすくなったら買い替える、というサイクルを繰り返していました。
正直、ある程度の大きさと深さがあればオールマイティーに使えて満足していたので、他の機能に特にこだわりはなかったからです(;^_^A
そして今回はそろそろフライパンを買い替えようか…と思う前に、フッ素加工の黒いコーティングがはがれてきているのを発見!
「コーティングがはがれているのにこのまま使っても大丈夫?」と心配になった私は、フッ素加工の安全性について調べ始めました。
そこで知ったのは、フッ素加工されているフライパンには、人体や環境に影響を及ぼす可能性のある化学物質※が含まれていることがある、ということでした。 (※PTFE:ポリテトラフルオロエチレン=フッ素樹脂成分、PFOA:ペルフルオロオクタン酸=フッ素樹脂製造過程で使われる化学物質)
はがれたコーティング剤を口にしても害はない、という説も、今現在販売されているフッ素加工フライパンにPTFEやPFOAといった化学物質は使われていない、という説も読みましたが、心配性な私は今すぐにでも買い替えることを決断。
PTFEやPFOAといった化学物質が使われていない、と明記されているフライパンで有名なのは「グリーンパン」というフライパンがあります。
コレだ!と思って価格を見てみると、ちょっとわが家の予算的にはオーバーでがっかり…。
他にもっとお安くて、化学物質が使われていないと明記のあるものは?と探したところ出会ったのが、この京セラのセラミックフライパンでした。
3,000円台で買えるお手頃な価格、28cmで深め、PTFEやPFOAといった化学物質が使われていない安全性にも配慮されたフライパンと求める条件にほぼ合っていて、そして「こびりつかない」とレビューでも評判だったので購入することに決めました。
京セラ・セラブリッドフライパン「CF-28FC-WBU-BC」を購入!
私が購入した京セラのセラミックフライパンはこちらの「セラブリッド」シリーズの28cmの炒め鍋「CF-28FC-WBU-BC」です。
「CF-28C-WBU-BC」という同じ28cmのフライパンがありますが、深さのある炒め鍋の方を選びました。
ちなみに京セラのフライパンには今回私が購入した「セラブリッド」の他に「セラフォート」という種類があります。
簡単に言うと、セラブリッドはセラミック加工で白、セラフォートはセラミック加工+フッ素加工で黒という、表面のコーティングによって表面の色も違いますよ。
【CF-28FC-WBU-BCはこんなフライパン】
- 28cm・炒め鍋
- セラミック加工(PTFE/PFOAといった化学物質を一切不使用)
- アルミ基材+2層構造
- オール熱源対応(IH調理器100V・200V、ガスコンロ、ガスコンロ、ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、エンクロヒーター)
- 金属ヘラの使用OK(角のない丸みのあるなめらかなもの)
- 熱さから指を守る突起付きの安心ハンドル
- 製造国:ベトナム
- 商品サイズ:幅49×奥行29.2×高さ9.9cm
- 重さ:945g
このようになっていますが、深さについての表記がなかったので実際に測ってみることに。
内側から測るのは難しかったので外側から計測したところ、7.5㎝ありました。
実際の深さは底面の厚さ3.7mmを引いて約7.1㎝と推測されます。
底面の直径も測ってみたところ、17.5㎝でした。
京セラ・セラブリッドフライパン「CF-28FC-WBU-BC」が届いた様子
Amazonで注文し、届いたのは3日後です。
フライパンの柄を除いた部分が袋に入っている状態で、専用箱などには入っていません。
フライパンを囲っている紙は、裏が説明書になっています。
白いフライパンははじめて。外側のブルーグリーンとのコントラストが映えてキレイ☆
安心・安全の文字にほっとします。
柄(ハンドル部分)はこんな感じで突起が付いていて、熱から指を守ってくれると同時に持ちやすさも考えられた設計です。
まずは油を引いてキッチンペーパーで拭いてなじませてから使います。はじめは念入りに!
油は使わないと焦げ付きやすくなってしまうので使いますが、ほんの少しでいいのでうれしいです(#^^#)
エリンギを炒めてみたところ。少し茶色くなっていますが焦げ付いたりくっついたりはしません。
ぎょうざや焼き魚などのくっつきやすい食材をセラブリッドフライパンでまだ調理したことがないので、作る機会があれば追記しますね!
京セラセラブリッドフライパンは焦げ付きやすいって本当?
CF-28FC-WBU-BCを購入したレビューは少ないのですが、Amazonでは星5つ中の3.7とまずまずな平均値であるものの、気になるのは高評価と低評価に見事に分かれている点です。
▶Amazonで「CF-28FC-WBU-BC」の口コミを見る
これはCF-28FC-WBU-BCのひとつ前のモデル「CF-28FB-WMGY」でも同じ傾向が見られました。
どちらのフライパンにも低評価の口コミに多く見られたのが「焦げ付きやすい」とする内容です。実は私も購入前にこの口コミを見て、「実際どうなんだろう?」と気になっていたんですよね。
で、実際どうだったかというと、「正しい使い方をする限り焦げ付きにくい」と言えるのではないかという結論です。
フライパンが焦げ付くのを防ぐための、正しい使い方のポイントは3つあります。
①加熱前に必ず少量の油を引く
まず、セラミックフライパンを使う時には、加熱前に「油をなじませる」という作業が必要です。特にはじめて使う前は念入りに行うことが推奨されています。
フライパンに油を入れてキッチンペーパーで拭くだけなので簡単ですが、これをやらないと焦げ付きの原因に。
基本的に、使う時にはそのつど少量でも油が必要です。油を使わないと焦げ付きやすい、というのがセラミックフライパンの特徴とも言えます。
②中火以下で使う
中火とは、炎の先がフライパンの底に触れるか触れないかぐらいの火力です。(IHの場合は1100w)
セラミックフライパンは火にかけてから予熱に少し時間がかかるのも特徴ですが、それでも1分程度が推奨時間です。予熱時間が長すぎると空だき状態になってしまうので避けましょう。
普通のフッ素加工フライパンも同じですが、空だきや急な冷却などをすると表面のコーティングが痛みます。中火以下での使用が推奨されていますので、強火で使うのも避けたほうがいい行為です。
③予熱後は火力を弱める
中火で予熱してもその後フライパンの温度が上がり続けるので、予熱後は火加減を弱くしないと焦げてしまう原因になります。
食材によっても違いますが、火力を弱めると調理に時間がかかる場合は中火に戻すなど、火加減の調整が必要です。
慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、熱まわりのよさにはびっくりしますよ。とにかく火を強くし過ぎないように調整するのが焦げ付きを防ぐ最大のポイントになります。
本当に焦げ付きやすい?個人的な感想
野菜をいためたり、普通に使っていても食材によってはくっつきやすかったりまったく焦げ付かないわけではないですが、キッチンペーパーでふき取ると焦げ付きがするっと取れます。
こびりついてはがれにくい、なんてことは今のところありません。
個人的には、普通の黒いフライパンでは気づかないけど、表面が白いのでこんがりとした茶色い部分が目立つ、ということも「焦げ付きやすい」と感じる原因のひとつとしてあると思います。
白い服とかって汚れたら目立つじゃないですか。その原理です。
あと、加熱前に油を引き忘れると焦げ付きやすいのは本当かなと思います。それでも拭いたら取れる程度ですが…餃子とか魚を焼いたりするときはくっついてしまいそうですね。
やはり正しい使い方をするのが、焦げ付くのを防ぐのに大切なんだと感じます。
それに、私が購入した「CF-28FC-WBU-BC」は従来より130%焦げ付きにくいそうなので、この快適性が続くことを祈っています。
京セラセラブリッドフライパンのお手入れ方法・食洗機は使える?
お手入れ方法については、先ほどもお伝えした通りさっと拭くだけで大体の汚れは落ちますし、そのあとは中性洗剤を使ってスポンジで洗って乾燥させればOKです。
あらかじめ汚れをふき取っておくだけで、洗う時がかなり楽になるので助かってます(#^^#)
ただ、洗う時は注意点もいくつかあるのでご紹介しますね。
- 食洗機は使用不可
- 焦げ付きはお湯を入れて柔らかくしてからスポンジで落とす
- 取り切れない汚れはメラミンスポンジを使う(金属たわしはNG)
- 焦げ付きは使うたびに落とすようにする(そのまま使うとさらに焦げ付く原因に)
- キッチン漂白剤の使用不可
- 酢や重曹など強い酸性やアルカリ性のものでお手入れしない(アルミ素材に影響する可能性)
食洗機、塩素系漂白剤、酸性やアルカリ性の強いものはお手入れには使えませんのでご注意を。
普段はスポンジ、落としきれない汚れはメラミンスポンジと、傷をつけないように柔らかいものでお手入れします。
お手入れをしていても焦げ付きやすくなったら、ノンスティック効果(焦げ付きにくさ)を復活させる方法があるので、試してみる価値があります。
【ノンスティック効果を回復させる方法】
- メラミンスポンジで汚れを取る
- 水分をふき取ってたっぷりの油(1cmくらい)を入れて弱火で熱する
- 油が180度くらいになったら油をオイルポットによけ、キッチンペーパーでフライパン表面をふき取る
- 少量の油を入れてフライパンを使う
京セラセラブリッドフライパンのメリットとデメリット
今回私が購入したセラミックフライパンを含め、京セラのセラブリッドフライパンのメリットとデメリットについてまとめました。
京セラセラブリッドフライパンのデメリット
揚げ物はできない
私も今まで普通にフライパンで揚げ物をしていたのですが、説明書にもあるように、てんぷらなどの揚げ物に使用しないようにとの注意書きがあります。
京セラのHPにある、「揚げ物はできないのですか?」という質問に対しての答えがこちらになっています。
フライパンは、一般的に揚げ物に対応する構造になっていません。ハンドルの取り付け部など、経年でガタがでると、油が漏れて引火する恐れがあります。天ぷら専用の鍋をご使用ください。
京セラHP:https://www.kyocera.co.jp/prdct/kitchen/support/qa/flypan/index.html#index_2
そもそもフライパンは揚げ物には向かないとの答えです。これにはびっくり!
素人の私には詳しく分からないですが、確かに天ぷらは衣をつけてたっぷりの油で揚げる必要があるので、フライパンじゃなくて深さがある鍋じゃないとうまく揚がらないですよね。
私もよくやっている方法ですが、唐揚げやフライなどなら、深さがあるフライパンで「揚げ焼き」をすることはできます。使う油も1~2cmと少なくて済むし、後片付けもかんたんです。
ハンドルが壊れたフライパンで調理しない、調理中はその場から離れない、高温になりすぎないように火加減に注意するなどすれば、より安全に揚げ焼きすることができると思います。
火加減の調整が必須
また、火加減についてはセラブリッドフライパンの特徴でもある熱まわりの良さが関係しているところですが、うまくコントロールできるようになればガス代や電気代が下がるというメリットにもなります。
先ほども説明した「焦げ付くのを防ぐ正しい使い方」を守って、セラブリッドフライパンの火加減に慣れることですね。
意外と重い
あと、実際使って感じるのは、意外と重いということ。重さは前に使っていたフライパンが約850gだったので約100g重いです。100gの差って結構あるな…というのが正直な感想です。
やや価格帯はお高めですが、軽量タイプもあります。女性が使うなら、予算が許せば軽量タイプをチョイスすることをおすすめしますよ。
意外と浅め
個人的な不満点になりますが、今回購入したフライパンは炒め鍋で深めではあるけど深型ではないため、あまりたくさんの量の食材は入れられないです。
私が深型フライパンを愛用していた一番の理由は、一つのフライパンで炒める、焼く、煮る、ゆでる、揚げる、これが全部気軽にできることだったので、もう少し深さがあったらな…と感じてしまいます。
京セラセラブリッドフライパンのメリット
安全性が高くて安心&リーズナブル
フッ素加工のフライパンはコーティングが取れるのが心配でしたが、セラミック加工で人体に有害な化学物質を一切含んでいない、というのが一番のメリットに感じます。
他にも化学物質が使われていないフライパンは存在しますがお値段がお高いので、お手頃な価格で安全なフライパンを使いたい人には第一選択肢になるのではないでしょうか。
するするっとくっつきにくい
こびりつかないのってラク~♪この快適さがいつまで続くのかが気になりますが、今のところ全く持って問題ありません。
調理中にくっつく食材もあるのは事実で、何でもするするっと全くくっつかないのを期待するとがっかりするかもしれませんが、この価格帯なら納得のくっつきにくさです。
火の通りが早い
火加減の調整に少しクセがあるものの、とにかく熱まわりがよいので炒め物をしても水が出にくく、チャーハンもパラっと仕上がります。
お肉を焼いても中までしっかり火が通りやすく、こんがりジューシー♪肉好きさんにはたまらないですよ。
光熱費も節約になる
熱伝導性が良いことは調理時間の短縮になり、ガス代や電気代など光熱費の節約にもつながるのがうれしいポイント。
我が家は都市ガスですがガス料金の伝票を見て、「あれ?今月いつもより安くなってる?何で?」と一瞬頭の中が?マークに(笑)他にガス代が減る理由が考えられないので、フライパンのおかげで使うガスが減ったのは確かのようです。
白くてカラーリングがおしゃれ
見た目はあまり気にしないタイプの私でも、やはりおしゃれな調理器具があるとテンションがUP!
キッチンに置いてあるだけで、パッと雰囲気が明るくなるのがいいですね。グリーンがかったブルーのカラーリングも清潔感があって気に入っています。
白いお皿に料理を盛りつけたときのイメージもしやすく、食材の焼き色が目立つので、火が通っているかの判別がつきやすいのも◎。
洗うのがラク
するっと汚れもふき取れば落ちるので、拭くだけでまるで使っていないかのような状態になります。
食洗器は使えないものの、お手入れが簡単なので、洗うのもおっくうにならないのがいいところです。
まとめ
京セラのセラミックフライパン「セラブリッド」の購入レビューをお伝えしました。焦げ付きやすいという口コミレビューもありますが、正しい使い方をすることで回避することができます。
セラブリッドフライパンを実際に購入して使ってみて、安全性が高くて手の届きやすいお値段、ちょっと焦げ付いてもサッと拭くだけでするするっと汚れも落ちてしまう、お手入れが簡単なのも気に入っています♪
さいごに、セラブリッドはこんな人におすすめ、こんな人にはおすすめしない、というのをまとめてみました。
フッ素加工の安全性が気になるけど、お手頃なフライパンが欲しいな…というあなたの参考になったらうれしいです♪
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