料理や飲み水にとおいしいお水か手軽に使えるポット型浄水器でおなじみのブリタ(BRITA)。
今まで使っていたカートリッジが無くなったので購入しようとしたところ、今まで使っていたマクストラプラス(MAXTRA+)が新しくなって変わっていました。
マクストラプラスの後継となる新しい日本仕様のカートリッジは「マクストラプラス Pure Performance(ピュアパフォーマンス)」(以下ピュアパフォーマンス)で2021年の9月に新発売されています。
ちなみに、あたたかい飲み物を楽しむために新たに開発された「マクストラプラス Expert for hot drinks(エキスパートフォーホットドリンク)」も同時に発売されているので、2種類のマクストラプラスが存在するということです。
ピュアパフォーマンスとマクストラプラス、新旧を比較してみると一番大きな違いは交換目安となる時期。
ということは…
「浄水ポットのふたについている交換目安が表示される液晶メモ(交換インジケーター)はどうなるの?」「本体は使えなくなる?」
などの疑問がわいてきました。
さらに、性能の違いやカートリッジ1個あたりのコストの違いなど、他にも細かく新旧カートリッジの違いが分かったのでまとめてみました。
ブリタのカートリッジに迷っていたら、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ブリタのカートリッジ何が変わった?
ブリタの日本仕様カートリッジがリニューアルして何が変わったのかについては、大きく言うと
- 交換目安の時期
- 総ろ過水量
- 生産国
の3点です。
交換目安 | 総ろ過水量 | 生産国 | |
新:ピュアパフォーマンス | 4週間に1回(1日5.3L使用の場合) | 約150L | 中国 |
旧:マクストラプラス | 8週間に1回(1日3.5L使用の場合) | 約200L | ドイツ |
このように、今までのマクストラプラスは2か月に1回が交換目安だったのが、ピュアパフォーマンスは1か月に1回と倍なので、カートリッジを消費するペースが早くなりました。
さらに、総ろ過水量を1日の使用量と交換目安から計算すると、ピュアパフォーマンスの方が50L少なくなっています。
カートリッジを交換するペースが早くなり、ろ過できるお水の量も少なくなるということは、コスパ的にはかなり痛い変更点ですよね(;^_^A
カートリッジの交換時期は目安ではあるので、1か月で150Lも使わないというケースでは2か月で交換しても衛生上の問題はないとされています。(参考:ブリタ公式サイト「よくある質問」)
例として考えると、全容量(ポット全体の大きさ)が3.5Lの一番大きいタイプのろ過水量は1.75Lなので、1日に3回給水すると大体5.3Lになります。
ざっくりとした目安ですが、1日3回より給水する回数が少なければ2か月で交換でOK、もっと多ければ1か月より早めに交換することも考えられます。
安全性に特化して改良が加えられた新カートリッジであるものの、原産国が中国に変更したのも気になる点ですが、ブリタ自社工場でドイツの品質基準のもと製造されているとのことです。
「原産国が気になる」「コスパを良くしたい」ということなら、日本基準のカートリッジよりもお安く購入することができ、ドイツやイギリスが原産国でヨーロッパ基準の並行輸入品もあります。
ブリタのカートリッジ新旧の違いを比較してわかったこと
交換時期やろ過できるお水の総量、原産国の違いについての違いの他に、ブリタカートリッジ新旧の違いを比較してわかったことをまとめます。
価格の違い
気になるのはピュアパフォーマンスはコスパ的にどうなのか?ですよね。マクストラプラスとのカートリッジ1つあたりの価格の違いを比較してみます。(楽天やAmazonで最安に近い複数個入りで計算しています。)
CHECKピュアパフォーマンス Amazonで746.6円(税込) CHECKマクストラプラス Amazonで802.5円(税込)ピュアパフォーマンスの方が安い!となりますが、その差額はわずか60円ほど。2倍の交換ペースを考えるとやはりコスパは良くないと言わざるをえません。
除去物質の項目数の違い
ピュアパフォーマンスは、マクストラプラスよりさらに安全性に特化して改良されたカートリッジです。
マクストラプラスで除去できる15の項目に加えて、ピュアパフォーマンスは低減できる項目が5つ増えています。
【JIS S 3201試験に基づく除去物質(新旧共通)】
遊離残留塩素、溶解性鉛、総トリハロメタン、2-MIB(かび臭)、CAT、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、ジェオスミン、フェノール類、ベンゼン、シスー1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
【ドイツ本国除去性能試験に基づく低減物質(ピュアパフォーマンスのみ) 】
銅、水アカ、除草剤、農薬、医薬品など特定の微量不純物
引用;ブリタ公式サイト
前述しましたが、ピュアパフォーマンスではろ過できる水量が減った理由は、このように低減できる項目が増えたことで、その除去効果を十分に持続するためであるとのことです。
コスパが下がったのは残念ですが、より安全性が増したことで、もっと安心しておいしいお水が使えるということなのでやむを得ないかもしれません。
ブリタ本体・交換インジケーターはそのまま使える?
カートリッジが新しくなったことで気になるのは、本体はそのまま使えるのか?ですが、答えは「本体はそのまま使えます!」
ピュアパフォーマンス、ならびにエキスパートホットドリンクの新しいカートリッジは、クラシックタイプを除いたすべてのブリタのポット型・タンク型浄水器に使うことができますよ。
ポット型のふたについている、交換目安を表示する「交換インジケーター」はどうなる?というと、次のような対処法がありますので参考にしてください。
①そのまま使う
8週間のメモをそのまま使うこともできます。液晶のバー1本=2週間の目安となっているので、2本が消えたら4週間で交換のサインとして認識すればそのまま使うこともできます。
②スマホに交換スケジュールを登録する
ポット型本体またはカートリッジのパッケージにあるQRコードをスマートフォンで読み込むと、スマートフォンのカレンダーの今日から4週間後に交換スケジュールが登録されます。
③ブリタクラブに入会してリマインダー機能を使う
無料で登録できるブリタクラブに入会し、カートリッジリマインダー機能を使うことができます。必要事項を登録するとメールでお知らせが届きますよ。
そのまま使うのが一番ラクな気がしますが、ブリタの楽天公式サイトでカートリッジを購入すると、交換インジケーターが無料でついてきます♪
公式サイトなのでもちろん正規品ですし、値引き価格でお安く購入できる上楽天ポイントもたまってお得です。
こちらは訳アリでお安くなっていますよ。
さいごに
ブリタのカートリッジ・マクストラプラスは、後継となる新しい日本仕様のカートリッジ「マクストラプラスピュアパフォーマンス」として改良されて販売されています。
新旧のカートリッジを比較して、何が変わったのか?というと、次のような点になります。
- 交換目安が8週間⇒4週間に
- 総ろ過水量が約200L⇒約150Lに
- 除去物質15項目にプラスして低減物質5項目が加わった
- 原産国がドイツ⇒中国に
- 1つあたりの価格が安くなった(価格は変動するため現時点において)
交換の目安となる8週間のメモ(交換インジケーター)はそのまま使ったり、メールでのリマインダー機能を使うこともできますが、カートリッジを購入して4週間のメモをもらうことも可能です。
カートリッジ単体で考えると価格は安くなったものの、交換頻度が増えたのでコスパが悪くなった…と残念な気持ちにはなりますが、より安全に使いたいという人には歓迎できる改良であると言えます。
ただ、わが家ではウォーターサーバーも気になっているので、とりあえずカートリッジの購入は見送っているところです。
ウチは飲み水も料理にもブリタの浄水を使っていて使用量が多いので、カートリッジ代や利便性を考えると水道水が使えるウォーターサーバーの方が安くつくかもしれないなぁと。
こういう水道水を注いでそのまま使えるタイプのウォーターサーバー、いいですよね!
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