ファッションとしても人気のアイテムであり、たくさんの荷物を運ぶのに便利なリュック。
せっかくお気に入りのリュックを使っているのに、お出かけ先や通学・通勤中に何度も肩から落ちてしまうと不便ですし、イライラしてしまいますよね。
リュックが肩から落ちてしまう原因はなで肩であると言われています。
なで肩はスマホの見過ぎや運動不足など、現代人の社会問題と切り離せない姿勢の悪さが原因です。
とはいえ、姿勢の悪さは今すぐに解消できるものではありませんし、なで肩じゃないのにリュックのひもが肩から落ちてしまうのはなぜなのか気になりますよね。
そこでこの記事では、なで肩じゃないのにリュックが肩から落ちるお悩みを解消するための、肩ずれを防止する対策としてチェックしてほしい簡単な4つのポイントを解説します。
なで肩じゃない人も必見!ぜひ最後までご覧ください♪
なで肩じゃないのにリュックが肩から落ちる原因は?
一般的に、リュックが肩から落ちる原因として一番多く指摘されているのが、なで肩、または僧帽筋という首から肩にかけての筋肉が発達して盛り上がっていることです。
なで肩というのは肩の高さが低くなり鎖骨が低く見えている状態ですが、僧帽筋が発達しすぎると肩が低くなり、なで肩と同じような状態になってしまいます。
自分はなで肩じゃない!と思っていたけど、実は僧帽筋が発達していてなで肩状態の人も多いです。
生まれつきの骨格がなで肩という人もいますが、スマホやパソコンのしすぎ、運動不足、筋力不足といった、生活習慣による姿勢の悪さがなで肩の多くの原因でもあります。
猫背で背中が丸まり、いわゆるスマホ首になっている人も多い現代、姿勢の悪さは気になっている人も多いと思いますが、まずは一日のうちで少しでも意識をして肩の力を抜いたり、肩や肩甲骨周辺のストレッチをするように気を付けると根本的な原因の解決につながります。
また、左右どちらか片方だけの肩からリュックが落ちる場合は肩の高さ左右で違いがあるのが原因ですが、これも姿勢の悪さが引き起こしています。
でも、姿勢の悪さは少しずつしか改善できるものではありませんし、なで肩でも僧帽筋が発達しているわけでもないのに、リュックから肩が落ちるときはどうしたらいいの?と思いますよね。
次の項目では、リュックが肩から落ちるのにお悩みの方全員にぜひチェックしてほしい、肩ずれ防止のたいさくとして4つのポイントをお伝えします。
リュックの肩ずれ防止の対策4つを解説!
お伝えしたようにリュックが肩から落ちる一番の原因はなで肩ですが、なで肩じゃないのにリュックが肩から落ちるときはどうしたらよいでしょうか。
また、姿勢の悪さなどの根本的な原因はすぐに解消できないこともあります。
なで肩じゃない人もなで肩の人も、リュックの肩ずれ防止の対策として、まずは次の4つの点をチェックしてみてください。
リュックの肩ひもの長さが合っていない
もし意識的にリュックの肩ひもの長さを長くしていたり、リュックを購入したときの状態のままで使っていたら、おしりの上の骨にリュックが当たらないくらいになるように肩ひもの長さを調整してみてください。
最近特に若い人に多く見られるのは、肩ひもを長くして、リュック本体がおしりまでだらーんと下がっている姿です。
リュックを下げて背負うのが流行りなのかもしれませんが、体に合わない長すぎる肩ひもはずり落ちの原因にもなりますし、姿勢の悪さを引き起こします。
リュックにはたくさん荷物を入れることができるのでリュック自体が重くなりがちです。
肩ひもが長い状態で重たいリュックを背負うと骨盤が後ろに傾いてしまい、身体が正しい位置に戻ろうとバランスを取るため、肩や背中が丸まって猫背になってしまいます。
リュックが重すぎる、または軽すぎる
リュックの中身が重すぎたり、軽すぎても肩ひもがずれやすくなってしまいます。
大きさにもよりますが、リュックの中に入れる荷物にも適量があり、リュックの空きスペースが2~3割くらいに余裕を持たせるのが理想です。
たくさん入るからとパンパンに詰まったリュックを背負うと重すぎてバランスを取るために姿勢が悪くなりますし、逆にリュックが荷物が少なすぎると重みがないので肩ひもがずれやすくなり、肩から落ちてしまう原因にもつながります。
リュックは便利だからいつも外出の時は使う、という人も多いかもしれませんが、荷物の量が多ければサブバッグに移したり、荷物が少ないときは小さめのリュックにするなど、荷物の量に合わせてリュックを使うといいですね。
リュックと服の素材の相性が悪い
意外と見落としがちなのは、リュックと着ている服との相性です。
ウインドブレーカーやパーカー、ダウンジャケットなど、ポリエステルやナイロンのつるつるとした素材のアウターなどを着ていると、どうしても肩から滑り落ちやすくなってしまいます。
リュックの肩ひもやショルダーパッドに滑り止めが付いていれば多少はグリップになりますが、できるだけリュックを使う時は滑りにくい素材の服を着るように心がけましょう。
リュックにフロントストラップや滑り止めが付いていない
リュックの肩ひもにフロントストラップ(チェストストラップ)や、滑り止めになるショルダーパッドが付いていないのも肩から落ちてきやすい原因となります。
今使っているリュックにストラップや滑り止めが付いていない場合の対処法としては、後付けできるものを活用するといいです。
リュックのずり落ち防止バンドは100均などでも安価で売っていますし、ご家庭にある大判のハンカチを左右のショルダーベルトに通してフロントストラップの代わりにすることもできます。
肩や体への負担も軽減してくれるショルダーパッドは、滑り止めの効果もある便利なアイテム。
目立たないように対策するなら肩ひもの裏に滑り止めシールを貼ったり、リフォーム店などで滑り止め加工をしてもらうこともできますよ。
もしリュックを新しく購入するのであれば、アウトドアブランドに多いフロントストラップや滑り止めの付いたリュックを選ぶといいですね。
なで肩じゃないのにリュックが肩から落ちる原因は? まとめ
なで肩の人も、なで肩じゃないのにリュックが肩から落ちてしまう人も、まず原因としてチェックするべきポイントは次の4つです。
- リュックの肩ひもの長さ(長すぎず、リュックがおしりの上に来るくらいに調整する)
- リュックに入れる荷物の量(重すぎ・軽すぎないか)
- つるつるした素材の服を着ない(リュックとの相性が悪い)
- フロントストラップや滑り止め付きのリュックを選ぶ(無かったら後付けできるグッズを活用する)
リュックが肩から落ちてしまう一番の原因は、肩の高さが低くなるなで肩や僧帽筋の発達であると言われていますが、なで肩はスマホの見過ぎや運動不足などによる姿勢の悪さががほとんど引き起こすものです。
姿勢を意識したりストレッチで改善するなどなで肩を改善する手立てはありますが、今すぐに解消できるものではないですよね。
なで肩じゃないのにリュックが肩から落ちる原因は意外と見落としがちなポイントばかりですが、ちょっとしたことで今すぐできることなので、ぜひ確認してみてください♪
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