「オーヤマくん」の愛称で、手作りパンを作る人たちの間でひそかに人気を集めているアイリスオーヤマのコンベクションオーブン。
コンベクションオーブンと言えばデロンギやsiroca(シロカ)などの有名ブランドがありますが、手ごろな値段で手作りパンやケーキなどが焼けると評判です。
アイリスオーヤマのコンベクションオーブンは、白くて最安価格の通称オーヤマくんA(PFC-D15A-W)と、シルバー・もしくは黒でスチーム機能が付いているオーヤマくんB(FVC-D15B-S・FVC-D15B-B)があります。
我が家が購入したのは、アイリスオーヤマの公式サイトでも購入できるシルバーのオーヤマくんB(FVC-D15B-S)ですが、値段が安いことと、いずれは手作りパンを焼いたりしたいし、何より食パンをおいしくトーストしたい!と思って、こちらの機種に決めました。
実際の使いやすさはどうなのか、操作は簡単かなどのレビュー、使ってみて良かったこととデメリット、おすすめの理由について詳しくご紹介します。
「オーヤマくんAとオーヤマくんBの違いって何?」など、気になる点については別記事で詳しくご紹介していますのでご覧になってくださいね。
アイリスオーヤマ コンベクションオーブン「FVC-D15B-S」レビュー
我が家が購入したアイリスオーヤマのコンベクションオーブンは「FVC-D15B-S」というこちらの機種です。
「オーヤマくんB」と言われている方の機種ですね。
セット内容:トレー、水皿、焼き網、パンくずトレー
アイリスオーヤマのコンベクションオーブンを買った理由
そもそもなぜ我が家がコンベクションオーブンを買うのに至ったのか、そのきっかけは「電子レンジが壊れたから」なんです。
電子レンジが壊れたなら電子レンジを買えばいいんじゃ…?と不思議に思うかもしれませんが、実は我が家には家族みんながずっと抱えていた不満がありました。
電子レンジのトースター機能で焼くトーストがおいしくない!
毎日トーストを焼く我が家では、時間がかかる割にこんがりおいしく焼けないオーブンレンジのトースター機能の弱さがずっと不満でした。
でも、せまいキッチンには電子レンジの他にトースターを置くスペースもないため、しぶしぶ使っていたのです。
でも、ある日突然使っていた電子レンジが故障。
壊れた電子レンジは格安のものだし、長年使っていたので、修理ではなく買い替えを考えました。
ただ、ふと気づいたのは、毎日使っているのはトースター機能であり、電子レンジの温め機能はあまり使っていないこと。
そして特に、電子レンジの健康への影響も気になっていたので、今後も電子レンジを使っていくことがはたして良いことなのかも考えると、手放すことの方がメリットが大きく感じました。
それなら!と思い切って「おいしくパンを焼く」というところに照準を当てて、「オーブントースターを買おう!」ということになりました。
ただ、わたしや子どもたちがたまにお菓子作りにオーブンを使うこともあり、オーブントースターでは役不足に感じつつ、かといって本格的なオーブンを導入するにはコストもかかるし場所も必要、ということで却下に。
そこで見つけたのが「コンベクションオーブン」の存在。
今まで知らなかった種類のオーブンですが、口コミも良く、特にアイリスオーヤマのコンベクションオーブンはなんせ値段が安い!トーストも家族4人分一気に焼けるし、しかもおいしそう(*^-^*)
オーヤマくんBにしたのは、スチーム機能が付いているからです。
この値段なら試してみよう!と購入に至りました。他のデロンギやシロカもデザインが良くて気になったのですが、やはりお値段が高い…安くても2~3万円しますからね(>_<)
届いた時はこんな感じでした。
配送業者さんから受け取った瞬間、「あれ?思ってたより軽いかも…」と一瞬不安になりました。重さ自体は5キロほどなので(^_^;)
ちなみに、商品のダンボールに直接送り状が貼られていましたよ。
でも、上の面に配送業者さんへの注意書きもたくさん書いてあるし、
中はしっかりと発泡スチロールの緩衝材で梱包されていたので、
破損なども無く全然問題ありませんでした。
箱から取り出すとこんな感じです。上に置いてあるのは、ダンボールに包まれた付属品たち。
中身は、左から、パンくずトレー、トレー、焼き網、手前はスチーム用の水皿です。もちろん取扱説明書も付いています。
取り出してみました。オーヤマくんBは、表面だけ黒で、周りはシルバーです。
大きさは、幅41.7cm、高さ28.5cm、奥行32.9cm。電子レンジよりも一回り小さくて、オーブントースターよりも一回り大きい、といったサイズ感でしょうか。
軽くてコンパクトなサイズなので、女性でも設置は簡単です。
レンジ台に置いてみました。はっきり言って前面のシンプルな黒が際立っているので、白なのかシルバーかどうか、本体の色は置いてしまえばわかりづらいと感じます。
操作ボタンがごちゃごちゃと付いていないので、シンプルで圧迫感がありません。
庫内はトースト4枚を同時に焼ける、広々とした空間。焼き網を一番下の段に入れた時で、内寸は幅29cm、高さ14.5cm、奥行27cmです。
扉が透明なので調理中でも庫内が良く見えます。
コンベクションオーブンアイリスオーヤマFVC-D15B-Sを実際に使ってみて良かったこと
口コミも良く、大人気のオーヤマくんBですが、わたしが実際に使ってみての感想を紹介します。まずは良かったところから。
操作が簡単
最近の電化製品は電子制御されているものも多く、ボタン一つで最適な調理モードにしてくれたり、自動で余熱をしてくれたりする物が多いです。
でも、このオーヤマくんB(FVC-D15B-S)はかなりアナログ(笑)
操作部分はつまみが3つ付いているだけ。
60℃から250℃までの温度調整つまみと、
上下ヒーターやファンを切り替えるつまみ、
タイマーのつまみです。
電源はタイマーを動かすと同時に入る仕組みなっていますが、上に調理中のランプがついているので動いている時は光ります。コンセントが入っていなかったら、ただただタイマーが回っているといううっかりを何回かしてしまいましたが、スグに慣れました^_^;
温度調整は7段階に温度が表示してありますが、カチッっと決まっているわけじゃないので、目盛りを参考に微妙な温度調整をすることもできます。
余計な表示などがないので、トーストをする時はこの設定、などと自分好みの設定を見つける必要はあるかもしれませんが、一度覚えればいいし、子どもでも操作しやすいのは良いところです。
オーブン以外の機能も充実している
コンベクションオーブンはオーブントースターと違って、上下の直火ヒーターの他にファンがついているので熱風が回り、食材に均等に熱を加えて調理することができます。
なので、外はカリッと中はふっくらという焼き加減が簡単にできるのが特徴。油を使わずに揚げ物を作る「ノンフライ調理」もできちゃいます。
オーヤマくんB(FVC-D15B-S)は上下ヒーターを使った「オーブン機能」はもちろん、「スチーム機能」「グリル機能」「スローベーク機能」もついているので、焼くことはもちろん、「煮る」ということまでできるのが大きな魅力です。
こんな風にベイクドチーズケーキも焼けちゃいました!
ただただ、鶏肉を一枚ドン!と焼いただけでもジューシーでおいしい。
時間がないときは、おかず一品をオーヤマくんが担ってくれるので時短にもなります。めっちゃ助かる!
この優秀すぎるオーブン機能を知ってしまったら、もうオーブンレンジには戻れません(笑)
値段が安くてコスパ良し
アイリスオーヤマのコンベクションオーブンはオーブントースターとほとんど変わらない値段で、オーブン機能が充実しているのでとてもコスパがいいと思います。
お菓子やパンも焼けるので、本格的なオーブンを買うには勇気がいるけど、ただのオーブントースターじゃ物足りない、といった人には手を出しやすい価格帯です。
ショップによって価格は違いますし、価格は変動することがありますので、こちらから確認してみてくださいね。
オーヤマくんで食パンをトーストしたらどう?
コンベクションオーブンはトースターの代わりになるかどうか?ということについてすが、そもそも我が家でも一番求めていた機能で、使う機会も多い「トースター」としての役割をオーヤマくんB(FVC-D15B-S)は果たせているのでしょうか。
この疑問に、私なりの答えをぶっちゃけて書こうと思います。
私はコンベクションオーブンはトースターの代わりになる!というかトースター以上だと思っています。
ただ、「時間がかかる」という口コミもネットにはあって私も気になっていましたが、実際はオーブンレンジ(電子レンジのトースター機能)に比べたら速いし、何せおいしい、というのが正直な感想です。
普通のトーストなら時間にしてせいぜいかかっても5分くらいですし、その時間も待てない!と言うならおすすめはできませんが…。
トースター機能しか使わない、というのであればオーブントースターの方が若干お安いですし、単機能で使いやすいと思います。
特にFVC-D15B-Sの機種はスチーム機能が付いているので、トーストのおいしさは格別ですし、それにオーブン機能まで付いているとても優秀なオーブントースター、という捉え方もできますよね。
コンベクションオーブンがトースターの代わりになるかは、個人の考え方や使い方次第なのかなぁと思いますが、個人的な答えとしては「トースター以上の働きをしてくれるおりこうさんなオーヤマくん」です。
アイリスオーヤマコンベクションオーブンのデメリットは?
ここまでわりといいところを書いてきましたが、正直やはり「完璧」とは言い難い点もいくつかあります。
お値打ち価格なので仕方ないですし、デメリットとまでは言いきれないかもしれませんが、機能が優秀であるがゆえに、「もっとこうだったらな…」と思うちょっと残念ポイントがあるのでいくつか紹介したいと思います。
タイマーがちょっとわかりづらい?
先ほどもご紹介したのですが、タイマーがアナログなので設定がやや分かりづらいかもしれません。大体のメモリに合わせるので設定が大まかになってしまいます。
正確に時間を測りたいなら、キッチンタイマー、正確な温度設定にしたいなら温度計を併用するといいですね。
また、わたしは気になりませんが、カチカチと鳴るタイマー音と、出来上がりの合図「チーン!」の音が少しうるさく感じる人もいます。
朝や深夜、小さいお子さんが寝ている時などは使うのに注意が必要かもしれません。
安定感に不安がある
トレーや網を入れる溝が、なぜか中心部で途切れています。トレーは載せたものが滑りやすく、溝にはまらないと斜めになって落っこちてしまいそうになったことが何度かあり、ヒヤッとしました。
固形物なら拾えばいいですが、液体状のものをこぼすと片づけが大変なことになってしまいそうです。慣れれば大丈夫ですが、使い始めはうっかり忘れてしまいがちなのでちょっと心配。
説明書が色々惜しい
付属品として説明書がありますが簡単な内容で、いくつかの料理のレシピなどが載っています。
設定温度や加熱時間の他、トレーを使うのか網を使うのか、上段・中段・下段のどこを使うのかなどがかいてあるものの、違った内容になっている料理もあって、「どっち?」と悩んでしまいました。
他にも、フライや天ぷらなんかのあげものを温める方法についての詳しい説明が内容にありません。一応、揚げ物の温めは得意なのがコンベクションオーブンの特徴でもあるのですが、もう少し情報が欲しかったです。
価格が安いゆえのチープ感あり
商品が到着して持った時、その軽さにちょっと驚き^_^;見た目もややチープさが否めません。
トレイも小さいし、ネットの口コミでも「おもちゃみたい」という声もあってすぐ壊れないか若干不安があるのは確かです。でも、とりあえず我が家は3か月ほど毎日のように使っていますが大丈夫ですよ。
壊れやすいかどうかは使い方次第なところもありますし、お値段を考えれば相応な気がしています。
付属品が惜しい…
購入を考えていたときに少し気になっていたのが、トレーを引き出す時に使う取っ手をがない、という点。別売りでも売っていないんですよね。
販売してほしいという声もちらほらと聞きますが、我が家はとりあえずミトンで何とかなっていますが、たまにヒーターに触れてミトンを焦がしてます^_^;100均で買ったものなので割り切ってますが、別売りの取っ手があれば買いたい気もしています。
トレーもちょっと厚さがうすくて、テフロン加工とかもないのでそのまま使うと後片付けがちょっと大変かもですが、クッキングシートやアルミホイルを敷けば大丈夫です。
ピザプレートはこちらのオーヤマくんB(FVC-D15B-S)には付いていないので、それもちょっと残念でした。
後から知ったのですが、ピザプレート付きで買える機種は違うものなんですよね。
オーヤマくんBをピザプレート付きで買うにはどうしたらいいか、単品購入の仕方についても購入前には要チェックですね。
まとめ
アイリスオーヤマのコンベクションオーブン「FVC-D15B-S」(オーヤマくんB)について(最後は)やや辛口にレビューしました。
「FVC-D15B-S」(オーヤマくんB)はこんな人にはおすすめします!
- お手頃な値段でコンベクションオーブンを使ってみたい人
- パンやトーストをおいしく焼きたい人
- 時短しながら料理のレパートリーを増やしたい人
「FVC-D15B-S」(オーヤマくんB)はこんな人にはおすすめしません…
- しっかりと長く使えるコンベクションオーブンを使いたい人
- トーストを早く焼きたい人
- 充実した付属品が揃った商品を使いたい人
わたしは昔からトーストが少し苦手というか食べるのがすごく時間がかかっていたんですが、トーストが劇的においしくなったので、食べるのが楽しみになりました!
それに、新しく「これ作ってみるかな?」というやる気にもつながって料理のレパートリーが増えたので、家族にも好評です。
一品をオーヤマくんにお任せしたら時短にもなるので、忙しい主婦にはぴったり。コンベクションオーブンってどう?と気になっている人にもぜひおすすめしたいです。
管理人のほかにも、実際にオーヤマくんBを購入した方たちの口コミはかなり高評価です。こちらから楽天の口コミを見ることができますので、良かったら見てみてくださいね。
これから手作りパンなど、まだまだ作ってみたい料理もたくさんあるので、作った料理のレシピなども掲載していけたらなと思っています。
コメント